- 台東区避難所に関して
- 台風19号避難所に関するアーカイブ
2019年の台風19号対策において、台東区がホームレスの人々の自主避難所への受け入れを断ると決定した件について、経緯や台東区とのやりとりについてこちらにまとめています。随時更新していきます。
【台風19号で起こったこと】
こちらのブログ記事に2019年10月12日当日のことをご報告しています。
【2019年10月21日 台東区に要望書を提出】
台東区に要望書「台東区への要望書 災害対策からホームレスの人々を排除した件について」(PDF)を提出しました
台東区に提出した時の様子はこちらのブログ記事をご覧ください
【2019年10月31日 台東区からの回答】
台東区から回答「要望書について(回答)」(PDF) が届きました
詳細はこちらブログ記事をご覧ください
【2019年11月21日 あじいるの見解と再度の要求】
台東区からの回答に対して、あじいるから「台東区の回答書に対する見解と再度の要求」(PDF)を送付しました。
【2019年12月20日 台東区との話し合い】
に台東区危機災害対策課と話し合いを行いました。
<参加者>
危機災害対策課(課長、係長)
一般社団法人あじいる
稲葉剛さん(つくろい東京ファンド)
中村訓子さん(ほしのいえ)
吉水岳彦さん(ひとさじの会)
<話し合いの主な内容>
●台東区側から、最初に謝罪があり、配布資料とともに、2つの改善案について説明があった。
改善案① 帰宅困難者・一時滞在施設である台東区役所と台東区民会館で路上生活者を受け入れて、移動が困難な場合についてはすべての施設で受け入れる。
改善案②NPO法人との連携を図り、施設への受け入れや路上生活者への周知(注意喚起、受入れ施設の紹介)などを行う
●台風19号当日に路上生活者を拒否するということは、災害対策本部を運営する事務局である、危機災害対策課で打ち合わせして決定した。今回の行為を違法行為と認める。
●今後の改善案については、危機災害対策課としては直接当事者に意見を聞くなとは行っていない。路上生活者の担当をしている自立支援の職員と話をし、保護課が「検討組織」の中に入っての議論を踏まえて改善案を作成した。
●あじいるから、独自で行ったアンケート調査の結果を提出し、当事者の声を聞くことを求める(アンケート調査は台東区で路上生活をしている34名から避難所に関する意見を聞き取ったもの)
●あじいるとしては、上記の「検討組織」と2月中に話し合いを行いたい。台東区は、これについて検討し1月10日までに回答する。
ーーー話し合い当日の写真はこちらですーーーー
【2020年1月 話し合いの中断】
あじいるから要望していた台東区「検討組織」との話し合いは、区議会と新型コロナ感染症拡大対策によって先延ばしになると台東区から連絡がありました。
【2020年3月16日 話し合いを求める要望書を再度提出】
台東区との話し合いが先延ばしになっていたため、このまま終わってしまわないように、再度話し合いを求める要望書を提出しました。
【2020年7月10日 台東区による口頭での説明】
危機災害対策課が、あじいる事務所を訪れ、今後の風水害時における路上生活者への対応について説明がありました。『路上生活者支援避難場所対応タイムライン(案)』と、路上生活者に避難場所を周知するためのチラシ『台東区役所からのお知らせ 路上生活者の皆さんへ』が手渡されました。
あじいるとしては、その場で話し合うことを拒否し、要望書への書面での回答と公式な話し合いの場を求めました。
【2020年7月20日 台東区の回答書】
7月10日に要望した書面での回答が台東区から届きました。
【2020年9月8日 要望書を提出】
台東区が提示した路上生活者専用の避難場所について、問題点を改善するために話し合いを求める要望書をで提出しました
【2020年9月18日 台東区の回答】
台東区から回答が届きました。避難場所に問題点があるという認識はなく、あじいるとの公式な話し合いの場も設定しないという内容でした。
【2020年10月6日 要望書を提出】
台東区の9月18日付けの回答書を受けて、私たちは再度独自のアンケート調査を行いました。上野駅と上野公園周辺で野宿している17名に、台東区の作成したチラシを見せたところ、安心して避難できるという人はいませんでした。この当事者の声をもとに、私たちは再度台東区に改善を求めて要望書を提出しました。当日の報告はこちらの記事をご覧ください。