
- フードバンク
- 困難な状況だけど、みんなで食べて生きていこう!

あじいるの「緊急事態宣言」を出してから約2週間、毎月お米を送っている団体に4月はお米をお渡しすることができませんと伝えざるを得ませんでした。
25年間活動を続けてきて、初めてのことです。
基本的にはお米の寄付で成り立っているのと、足りなくなったら協力してくれている農家さんを経由してお米を購入し、毎月何とかやりくりしていました。
今回も様々なつてを頼って、お米を購入できないか聞いてもらいましたが、「在庫がない」としか回答がありませんでした。そのうえでの「緊急事態宣言」。
しかし、一番大変なのは各団体を通じて食事が確保されている野宿者・子どもたち・外国籍の方・母子家庭・年金世帯の方等…です。お米が無いなら、代替品でもいいから何とか食べるものを確保しよう!と各団体にアンケートを行いました。
① お米の使い道
② お米の代替品
③ お米の価格高騰により、どんな影響があるか
16団体から回答が返ってきて、お米だけではなく、様々な商品が値上げされていることが活動に直撃し、さらにあじいるのお米が無いことで、活動を継続できるかどうか不安との声が多くありました。
また、お米の代替品については、パスタが一番使い勝手が良いそうです。その次がうどん(乾麺)、その次がそば(乾麺)とインスタントラーメンでした。
何もかもが値上げされ、苦しい生活が続くとは思いますが、どんな困難な状況の中でも「食べて生きていこう」と思えるように、食材とともにメッセージを込めてお渡しできればと考えています。
アンケートに協力してくれた団体の声です!
●活動の命綱なので本当に困ります。お米の再開を切望いたします
●外国人にとってもお米は主食になっている方が多数です。これまでは、お米とわずかなおかずとで食生活をやりくりしている方も少なくありません。その主食さえ確保できなければ、命に関わってくるのではないかと心配しています
●こどもにおなか満足の食事を用意するのが難しいと思う
●毎月各家庭100件に米4キロ渡していたのを今は3キロにしています
●お米の提供がなくなった場合は、炊き出しの活動ができなくなります。今のところ寄付金で賄っていますが、そのお金がなくなった時には活動の中止も考えています
●昨今の食材高騰は、運営を圧迫しています。あじいるさんからいただくお米は、その食卓を支えるため大きな役割を果たしてくださっているのでとてもありがたいです。お米は主食だからないと困る
●アフリカと中東からの方々が中心で、みなさんの主食がお米の為、更に在留資格がまだ不安定で働ける許可のない人々が殆どの為、何はなくともお米だけは必要です
●要支援家庭への継続的な食糧支援が困難、子ども食堂での食事提供が困難
引き続き皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。