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最新のお知らせ

魚の群れ news

お知らせが遅くなってしまいましたが
冊子「あじいる」5号が発行されました。
丸石太郎さんをまるごと1冊特集しています。
「人間は、経験してきたことを力にし、こんなにも前向きになれるものなのかと太郎さんの過去を聞きながら考えた。太郎さんの優しさ、前向きで正直なところはこのような経験をしてきたからこそ、溢れ出てくるものなのか。」
*編集後記より
この冊子を通して
一人ずつ
出会ってもらえたら嬉しいです。
・・・・・・・・・・・・・
丸石太郎さんの話、ボクも聞き取りに参加させてもらいました。驚いて、笑って、そしてしみじみと考えてしまいました。
 難しかった家庭環境と特殊学級・養護学校への通学。大人になる前にたくさんのハンデを背負わされていました。特殊学級は今、「特別支援学級」と名前を変えています。知的障害や身体障害など、何かしら学びにくさを抱えた子どもたちが集められた教室と言えばよいのかもしれません。歴史を紐解くとその成り立ちは無知と偏見に満ちたものでした。差別の元凶となりがちであることも容易に理解できます。
 ボクが通った小学校にも特殊学級がありました。ボクを含む子どもたち、そして大人たちが、特殊学級の子どもたちに向けていた視線を覚えています。だから、丸石さんの話を聞いた時、それを思い出して少し苦しくなりました。
 大人になり、働き始めた丸石さんを、さらに労働災害が苦しめます。プラスチックの成型機で左手をはさまれ、親指から薬指までの4本の指を失いました。丸石さんの場合、幸い労働災害として認められ、後遺障害の補償として年金ももらえています。一方で、労働災害の手続きさえしてもらえず(いわゆる「労災隠し」)、けがをして「使い物にならなくなった」という理由で、捨てられる労働者も少なからずいることを忘れないようにしたいです。
今では「せんべいみたいになった」なんて、丸石さん、ひょうひょうと振り返ってますが、その時にはとてもつらかったと思います。親指を失うというのは大変なことで、だからこそ年金がもらえているわけでもあるのですが、とても埋め合わせできるものではありません。
丸石さんの場合それだけではなかったと思うのですが、労災をきっかけとして生活の基盤を失う人も少なくありません。せめて、十分な補償がされるようになってほしいと思います。(主治医より? 医師コラムより一部抜粋)